新しく電話加入を申し込んでもなかなか設置に来てくれず、イライラした経験はないでしょうか。
これは申込み順に架設工事をするため、その地域に企業数、世帯数が多くなればなるほど日数がかかってしまうためです。
けれども、イライラして電話回線をひき、電話機を設置しても家庭での電話使用回数は1日平均3回(約5分)だけ。
それ以外の時間は空き回線になっているのですから、お金と時間をかけた割にはもったいない話です。
そこで、銀行など金融機関で利用する現金自動支払機(CD)などデータ通信網やファクシミリ網を電話回線に乗せているのが現実です。
しかし、電話回線はほとんど銅ケーブルが使われており、伝送方法がアナログ式のため問題がでてきました。
まず銅ケーブルは重量があるので、生産・運搬時は一定の長さで切断、架設するときにそれを結合していくためにノイズや歪(ひずみ)で聞き取りにくいという欠点がありました。
くわえて伝送速度が遅く、伝送容量が小さいこともあり、大量の情報を送受信するには不適なのです。
現在コンピュータとコンピュータを結ぶデータ通信の場合、コンピュータのデジタル信号をアナログに交換してからアナログ電話網に流し、受信をするときにもう1度デジタル信号に換えています。
しかし、アナログ電話網は日常のビジネスにコト欠かない程度に構築されているにすぎないため、企業がいっせいにデジタル→アナログ→デジタルの通信方法を利用すると、たちまちパンクしてしまうことになります。
NTTでは、コンピュータを使ったデータ通信需要にそなえて回線交換方式とパケット交換方式を備えたDDX(デジタル・データ交換網)をサービスしています。
今の時点ではあくまでもアナログ電話網を補うだけにすぎません。