メディアは意思伝達のシステム 2
太古の人は、伝達相手が遠距離にいて言葉では意思が通じないときは狼煙(のろし)をあげました。
この狼煙もメディアということができるでしょう。
やがて文字が発明され、印刷機械が発明されて記録として残るようになりましたが、この印刷機械の発明は一般には15世紀のグーテンベルクが最初といわれています。
ただし、法隆寺には8世紀後半に印刷されたと考えられる「百万塔陀羅尼」が保存されていますし、中国でも「金剛般若密教」が発見されています。
もっとも、これらは仏教の公布が目的だったのでしょう。
その後11世紀半ばに中国において陶製活字と木製活字、13世紀には朝鮮で銅製活字による印刷物が見つかっています。
いずれにしても印刷機の出現は、仏教や儒教思想の伝達、伝播を通して国民・国家を統制、発展させるとともに新しい文化を創成する"ニューメディア"であったことは事実でしょう。
次に出現したニューメディアは、なんといっても電話ではないでしょうか。
いわゆる電気通信メディアです。
この電話を使った世界で最初の意思伝達を行なったのは、発明者A・グラハム・ベル本人でした。