メディアは意思伝達のシステム 3
1876年、研究室に居たベルは、実見機に向かって
「ワトソン君すぐ来てくれ、用がある」
としゃべったところ、隣室にいた助手のワトソンが入ってきたので驚いた・・・と有名なエピソードがあります。
その後、1930年にエジソンがアメリカの自宅からドイツの無線局に無線電話でメッセージを送り、その肉声がベルリンで開催された「世界動力会議」の会場に流されています。
今でいう国際無線電話です。
実験機での肉声の通話に成功してから半世紀で国際電話が可能になり、さらに半世紀後には、技術革新によって家にいながらにして、電話で買い物や銀行の残高照合をした久電話ファクシミリ・電話テレビ
で瞬時にして意思伝達できるまでになっています。
今では、電話のダイヤルを回さなくても肉声でキーワード(暗号=電話番号と同じ)を機器に向かって言うだけで通話をすることも可能になりました。
その電話が日本で一般でも利用できるようになったのは、1890年(明治23年)のこと。
すでに明治の初頭に電信線は東京-横浜間に架設されていました。
「テレガラフ(テレグフフ)はキリシタンの魔法」とか、「電信線が通信の働きをするのは、処女の血を塗るからだ」などと、ドラキュラが聞けば腰を抜かさんばかりのデマが飛び、毎日のように電話線が切断されたといいます。