メディアは意思伝達のシステム 4
いろいろな苦労を重ねながら本格的な電話業務が始まりました。
加入数は東京155、横浜42の計197でしたが、現在では全国に約5500万台が利用されているのですから、いかに電話が便利なニューメディアであったかがわかりますね。
もっとも、昭和の初め頃までは加入件数は非常に少なくて、一般家庭でも電話を設置してあれば"金持ち"という社会的なステータスシンボルであり、企業や商店にあっては、商売として利益を生み出すメディアでした。
戦後の動乱をどうやら切り抜けて、日本の経済は驚異的な発展を遂げていくのですが、それに伴って電話への需要も急増。
供給面が追いつかなかったようです。
日本電信電話株式会社(NTT)は「電話需要に応じて架設する」、「全国の自動即時化」を目標に積極的な新技術の研究開発と導入をはかりました。
たとえば、ノイズ(雑音)などの少ない市外回線を大量、かつ経済的に提供するための同軸ケーブル方式、マイクロ波。
さらに、光ファイバーケーブルなどの多量伝送技術や、誰とでも電話、通信、映像を送るための選択交換機能としてクロスバ交換機、電子交換機などの自動交換技術。
また、電話機やデータ端末などの宅め内技術などを総合的に研究し、今日に至っています。