パンの気になること「小さな農地」・・・その3
鐸夫は自分の生まれ育った地域のことなら、広いところだろうと小さな土地だろうとよく知っています。
たとえ牧畜を営んでいようと、ほかの作物をつくっていようと、農夫は常に穀物用の農地をもっていて、必要なときに備えていました。
今日では、農作業の日当は、産業労働者の賃金にもとついて決められています。
それゆえ小さな農地の耕作は、近代的な機械が利用できないところから賃金にひき合わなくなります。
こういうわけで、小農地はむしろ耕されないまま放置されています。
つまり、耕作によってもたらされる結果に比べて、要求される労力があまりにも大き過ぎるからです。